Cell Space Architects

森の深度

森だけを堪能できるセカンドハウスをとの要望に、
視線や意識が自然と外へと誘われるよう、メガホンを森に向けて開くような家を提案しました。

ちょうど敷地の斜面勾配と規制の屋根勾配は同じ角度でしたので、
2階の床の水平ラインに対して、地面の傾きと屋根の傾きが線対称になっています。
地面の傾斜を反転した角度で、空間が奥行きのある森に広がってゆきます。
玄関、キッチン、食堂、居間、テラスと順に、森に近づいてゆく構成です。

壁と天井の一部に外の緑を鈍く反射する金属を用いて、
森の深みを建物に引き込み、居住空間に森が浸透してゆくように奥行きをとりました。
生活はグラデーションをもって外の緑につながり、
外の緑はグラデーションをもって内部空間に浸透してゆきます。

こうして、深く自然と生活が混じり合えるような場をつくりました。

その敷地のもつ潜在的な特徴を魅力としてどう引き出すかということを探り提案しております。
この計画では、「森の深度を探る」ことが、クライアントが自然とともに生活する拠点として選ばれた場所の力を最大限に活かし、増幅する方法であったと考えています。

Information

  • 所在地

    長野県軽井沢町

  • 主要用途

    別荘

  • 主体構造・規模

    RC造・木造、地上2階

  • 敷地面積

    2039.10m²

  • 設計期間

    2012年08月~2013年02月

  • 工事期間

    2013年03月~2013年12月