Cell Space Architects

120度の家

雨の多い旧軽井沢において、深く軒の出た平屋で計画した週末住宅です。
自然に潜むシステムであるアイソグリッドをベースとして120度の鈍角をつなぎ合わせて平面を構成しています。
120度は直角に比べ、人の動きに優しく、豊かな空間を創ることができます。
大きく蛇行した居間と食堂、
六角形から切り取られた玄関、
細長く折れ曲がったガラスの渡り廊下、
小さく屈曲したトイレ、
庭に張り出した折れたテラスなど、
建物の中には、平面からディテールに至るまで幾重にもさまざまなスケールの120度の鈍角が潜んでいます。
それらは多様な空間とシークエンスをつくり出し、自然の移りゆく情景と空間をつなぎ合わせています。

Information

  • 所在地

    長野県軽井沢町

  • 主要用途

    別荘

  • 主体構造・規模

    鉄筋コンクリート造 、鉄骨造、地上1階

  • 敷地面積

    1,485.77m²

  • 設計期間

    2003年9月~2004年3月

  • 工事期間

    2004年4月~2005年1月