Cell Space Architects

樹の家

敷地は、軽井沢の浅間山を望む別荘地の尾根に位置します。
土地の高低差から感じる尾根の開放感を活かすように、四方に開く建物にしました。クライアントからの依頼は、別荘で過ごすとき、それぞれが異なることをしていたとしても、いつも一緒の場所にいる雰囲気を共有できるようにということでした。
敷地には、特徴的な大きな栗の木があり、それと向かい合うように、建物を配置しました。大きな樹が幹から枝を広げるように、四つの床が少しずつレベルを変えて、十字の柱から張り出します。屋根も床に合わせて高さをずらして架け、段差による隙間からは光が差し込みます。
大きな樹を下から見上げたときに、または木登りして、枝に腰掛けたとき、幾重にも張り出した枝や葉っぱ越しに、空や上の空間、下の空間が、重層的に見えるイメージ。大木がもつ高さ方向の距離感を家族が一緒に過ごす時の距離感に重ね、提案をしました。
樹の構成がオープンエンドであるように、建物は床スラブと勾配の異なった四つの勾配屋根で規定して、視線はまわりの緑や大地に繋がります。

Information

  • 所在地

    長野県軽井沢町

  • 主要用途

    別荘

  • 主体構造・規模

    RC造、地上2階

  • 敷地面積

    1416.23m²

  • 設計期間

    2008年8月~2009年5月

  • 工事期間

    2009年6月~2010年6月